I can go the distance

Zero to ???

テーマポートソングについて(アメリカンウォーターフロント編)

これは『Junction【小ネタ】祭り Advent Calendar 2017』12月3日参加の記事です。


昨日に引き続きテーマポートソングについてです。「テーマポートのテーマソング」だと長いので略しています。


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今日は20世紀初頭のアメリカを再現したテーマポート、アメリカンウォーターフロントのテーマ曲について解説します。



歌詞

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和訳

彼女と僕とで
街のビートに合わせ
海辺に沿って散歩するんだ


ほら、素敵だろう
ラグタイムのビートに合わせて
ガタゴト走るトロリーを聴いてごらんよ
シンコペーションが足を躍らせるよ!


ジャジーで おしゃれで
とびきり派手で
人々は手を鳴らし 足も踏み鳴らす


ティンパンアレーはブンブンと
まるで飛び交う蜂のように
粋でおしゃれで なんとまあ騒がしい
アメリカンウォーターフロントへおいでよ!


楽しい昼間は
僕たちだけの甘い時間


スカートがひるがえり 音楽は渦を巻く
だからここで遊ぼう
Vo vo dee o
ブロードウェイのリズムが街を包むよ
いるべき場所はここさ
止まらない街 甘い街
アメリカンウォーターフロントにおいでよ!



スナップして タップして 何かいいこと起こるはず
僕と一緒にアメリカンウォーターフロントを歩こう!


一部東京キッドっぽくなりました


解説

ジャンクションの推測によるとテーマポートソングの歌詞には、その曲のジャンルを示す歌詞が隠されている傾向があります。ポルトパラディーゾの場合は ”enchant” から「カンツォーネ」、ロストリバーの場合は "lore" から「フォルクローレ」といった具合です。


そしてアメリカンウォーターフロントの場合は "ragtime"、"jazzy" とわかりやすくヒントがありました。

ラグタイムについて

ラグタイム (ragtime) は、1897年(記載ある最初の楽譜の出版年)から1918年(第一次大戦前後)にかけて集中的に、アメリカを中心としつつ世界的に流行した、音楽ジャンルである。


(中略)


19世紀後半頃から、アフロ・アメリカン(おもに黒人)のミュージシャンが、主にピアノ演奏を中心に自らのルーツ音楽を基本とするシンコペーションを多用した(右手の)メロディーと、マーチに起因する(左手の)伴奏を癒合させた独特の演奏スタイルを編み出してゆき、これが従来のクラシック音楽のリズムとは違う「遅い・ずれた」リズムと思われたことから「ragged-time」略して「ragtime」と呼ばれるようになった、といわれている。(決定的な説では無い)


wikipediaラグタイム」の項より)

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ラグタイムの例

ラグタイムアメリカンウォーターフロントのニューヨークエリアでBGMとして使われている音楽のジャンルです。「アメリカンウォーターフロント」の曲のバックでもラグタイムのピアノの音が鳴っているのがわかります。


そしてジャズについて説明は要らないと思いました。次いきましょう。


モデルかもしれない曲

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個人的に ”Anything Goes” がモデルだと思いました。 ”Anything Goes” *1は客船の上で起こる騒動を描いたブロードウェイミュージカルです。これの序曲のメロディが”American Waterfront”になんとなく似ています。


ウォーターフロントパークでもこの曲はBGMとして使われています


Anything Goes performance on the 2011 Tony Awards


そしてトニー賞のパフォーマンスが良すぎてマジ卍なんですがいかがでしょうか。ドッグサイドステージでこういうのやってください。


次回はロストリバーデルタのテーマ曲 ”Lost River” をご紹介します。

*1:''Anything goes''は「インディジョーンズ2 ~魔宮の伝説~」の冒頭でも歌われています。