I can go the distance

Zero to ???

テーマポートソングについて(アラビアンコースト編)

これは『Junction【小ネタ】祭り Advent Calendar 2017』12月6日参加の記事です。



今回はアラビアンナイトの世界、アラビアンコーストのテーマソングについてご紹介します。



歌詞

www.kkbox.com

和訳

砂漠の国の夢を追い
隊列は先へ進む
ここには昔話にあるような黄金の宝などないようだ
だから我らは巨大な砂丘を超えてきたが
きっとオアシスやその他を見つけられるだろう
あるいは幽霊のように地を這うことはなくなるだろう
なぜなら我らキャラバンはアラビアンコーストを探し求めるからだ


砂漠の風に乗りどこまでも遠くへ
魔法のランプをこすり 町やキャンプを超えて雲を滑り落ち
星空の下 砂漠の風を吹かせよう
ジーニーの作ったアラビアンコーストで 伝説の中へ踏み込むのだ
 

宮殿の玉座へ そして知らないところへ
40人の奇妙な盗賊もたやすくやっつけ
伝説の中へ足を踏み入れる


ツイッターで誤訳や英語歌詞の添削などが話題になるなか、こうやってブログという残る媒体で自分の和訳を載せるのつらくなってきたんですけど!英語力低くてごめんなさい!

解説


アラビアの音楽は太鼓でリズムを刻むそうで....(ウィキペディアをみた)


そして途中でベリーダンスを思わせるパートがありますね!ベリーダンスとはアラブ圏で発達したダンススタイルです。



"We will battle with ease all those forty odd thieves / And into legend we'll go"「40人の奇妙な盗賊もたやすくやっつけ伝説の中へ足を踏み入れる」というところはイスラム世界に伝わる物語「アリババと四十人の盗賊」を意識した歌詞です。アラビアンコーストは「アラジンと魔法のランプ」「シンドバッドの冒険」「黒檀の馬」などのアラビアンナイトのストーリーを取り入れたエリアなので、テーマソングにもばっちりその要素が入っていますね。


倫理学者の和辻哲郎さんは著書「風土」で、自然環境(空間)が人に影響を及ぼすと説き、世界を「モンスーン型」「沙漠(砂漠)型」「牧場型」の3つに分類しました。このうちの「砂漠型」の人々は、「自然の脅威と戦いつつ、草地やオアシスを求め歩く中で、人間の団体の間の争いも生じる」性質を持つようです。「オアシスを求めて旅をして、盗賊と戦う」というこの曲の歌詞はまさにその性質をあらわしているんじゃないでしょうか。微妙でしょうか。


最後はイントロが少し似てる気がするだけの「ペルシャの市場にて」を一丁前に貼り付けておきましょう。


In a Persian Market. Albert W.Ketelbey. Edited by Marino van Wakeren,


次回は「マーメイドソング」(マーメイドラグーンのテーマ)を紹介します。