I can go the distance

Zero to Hero

霧の街、ロンドンの話


プーと大人になった僕』皆さんはご覧になったでしょうか。



予告が公開されたときは「画面がくすんでいて怖い」という感想が多かったように思います。




劇中でロンドンの街は、薄暗くて霞んでいるように描かれていました。これはクリストファー・ロビンの荒んだ心を表している面もありますが、実際のロンドンの街もこのように霧が多いことで有名なのです。


London fog


これには理由が2つあります。


1つ目は、イギリス沖合を流れる海流の影響です。南西から流れてくる暖かい海流(メキシコ湾流)と、北東から流れてくる冷たい海流(北極海流)はドーバー海峡で正面衝突します。これによって、メキシコ湾流の湿った空気が北極海流に冷やされ、霧となってロンドンの街に流れ込んでくるのです。



The English Channel
狭くなっているところがドーバー海峡



2つ目は、石炭の煙など凝結核になる物質が多かったことです。凝結核とは、気体である水蒸気が液体になるときに付着する物質です。ペットボトルの中に雲を作る実験をやったことがある方は、はじめに線香の煙をペットボトルに入れた記憶があると思います。この実験では線香の煙の粒子が凝結核となります。ロンドンでは暖房用の石炭の煙や工場の排煙が、実験における線香の煙と同じ働きをした結果、濃い霧が発生するのです。



余談ですが、ロンドンがオカルト話の多い都市となっているのは、ロンドン大火や切り裂きジャックなどの事件に加えて、この霧深く薄暗いという特徴が大きく影響していると思われます。



プーと大人になった僕』では、ロンドンの霧深いという特徴を生かした作品づくりが行われていました。他のロンドンを舞台にした作品もこの背景を踏まえながら観ると、より深く作品の世界を理解できるかもしれませんね。

「ディズニーを目指す」発言は別に叩く必要ないよ

「ディズニーを目指す」発言はディズニーオタクのツイッター上でよく話題に上ります。エグザイルのHIRO、AppBank、そして絵本を作る芸人さんなどなど...。その系統の発言をした方々は一部から陰湿なバッシングを受けがちですよね。



「ディズニーを倒す」と語ったあの芸人さんについてはウォルトディズニーアーカイブス展に彼の私物(ボルトのDVD)が飾られててびっくりしました。ディズニー側もそんな気にしてないっぽい。





ところで、皆さん大好きなサンリオも「ディズニーを超える」発言をしたことがあります。


朝日新聞の1987年11月6日朝刊より

辻信太郎社長は「ディズニーランドは確かに素晴らしいが、もう古い。ご本尊のウォルト・ディズニー氏がいま生きていたら、こんなものを作っただろうという内容を盛り込む」と意気込んでいる。


そして今、ピューロランドはどうでしょうか。昼間からレーザーがビュンビュン飛び交い、わけわからん色のカレーが出てくるし、ぐでたまはスティッチより面白く、「SPARKLE!!」というショーはエモエモのエモ。社長(当時)が言っていた通り、ちゃんとディズニーに負けず劣らずな点がたくさんあるんですよ。


「お前なんかディズニーに敵うわけない」みたいなこと言ったところで、先のことはわからないし、それ以前に個人の目標にすぎませんし、別に叩く必要ないよね、って思います。


そもそもそれぞれに別の良いところがあるんだから別に比べなくてもいいじゃん!というのはちょっと思いますが!


おやすみなさい!!

ハロウィンタウンの住人解説 ウギー・ブギー編

今回はハロウィンタウンのデブ担当、ウギー・ブギーの解説です。

 

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ブギーマン」というお化けのジャンルがあります。これは大人が子どもをしつける中で生み出されるもので、悪いことをした子は何らかの恐ろしい物(ブギーマン)から制裁が加えられる、というものです。つまり、戒めや教訓を基に成り立ったタイプのお化けと言い換えられそうですね。日本の妖怪でも「なまはげ」のようにブギーマンの仲間がいます。鬼太郎のエンディングで吉幾三は歌いました。

 

 

言うこと聞かない悪い子は 夜中迎えに来るんだヨ

 

 

僕の場合は「もったいないお化け」がそれでした。母親の「ご飯を好き嫌いすると夜中に残された食べ物たちが復讐しに来る」という話を信じていて、苦手なロールキャベツを残した夜は、来たるロールキャベツお化けにブルブル震えていました。

 

 

13日の金曜日』のジェイソンもブギーマンであると言えます。映画の中でリア充(というか淫乱)なティーンエイジャーは真っ先に惨殺されますよね。つまりジェイソンの存在の裏には「淫乱になっちゃダメだよ」という教訓が隠されているんです。戒めるねぇ〜。

 

 

 

そんな悪ガキたちを戒める存在であるブギーマン「ウギー・ブギー」、ナイトメアー・ビフォア・クリスマスの中でも悪ガキを懲らしめてると思うじゃないですか。....悪ガキトリオの親分なんだよね。ダメじゃん!悪ガキを戒める存在であれ!(三四郎・小宮風に)

 

 

さて、クリスマスの風習の中にもブギーマンがいるようです。「ヨーロッパのクリスマスでは黒い服のサンタがいて、悪い子に動物の内臓をプレゼントする」そうなんですが、これはナイトメアー・ビフォア・クリスマスのストーリーと重なってきますね。サンタっていうよりサタン?

 

 

ここからはWikipediaを参考に書きます(ごめんなさい)(時間がない)。

 

 

ブギーとはおそらく「恐ろしい幽霊」を意味する中世の英単語''bogge''に由来していて、この''bogge''は''bug''の語源でもあるそうです。ブギーの正体が虫である理由はここにありそうです。モンスターズインクのランドール・ボッグスの「ボッグス」もおそらくこれが由来です。

 

 

またブギーマンの仲間には子どもを袋に詰めて連れ去るものが多くいます。ウギー・ブギーが麻袋のような見た目なのは、もしかしたらこれに関連しているのかもしれません。袋を持ったお化けじゃなくて袋自体がお化け、みたいな感じですかね(伝わらない人は「佐久間一行 井戸」で検索)

 

 

ということで以上です(唐突に終わる)(こりゃひどい)

 

 

ハロウィンタウンの住人解説 サリー編

今回はハロウィンタウンの良心(?)、サリーの解説です。うす味です!


彼女のモデルはフランケンシュタインの怪物です。これは天才科学者が墓地の死体から生命創造を行なってしまい生まれた怪物です。



ご存知の方もいらっしゃると思いますが、あの怪物の名前がフランケンシュタインなのではなく、怪物を作った博士の名前がフランケンシュタインです。怪物に名前はありません。


そしてサリーを作ったフィンケルシュタイン博士のモデルはフランケンシュタイン博士で、助手のイゴールは『フランケンシュタイン』に登場した男がモデルだと思われます。イゴール(↓)は背中が曲がっている(いわゆるせむし)のが特徴です。



そして、なぜ彼女がサリーという名前なのかについて詳しくはわからないんですが...。小説のフランケンシュタインの作者の名はメアリー・シェリーと言います。サリーとシェリー、ちょっとだけ響きが似てる?だったらシェリーって名付けるよな。わからんなぁ。何かご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えてください。




メアリー・シェリーといえば2018年12月に『メアリーの総て』という映画が公開されます。フランケンシュタインが執筆されてから今年で200周年の記念として製作されたそうです。見に行きたいね!


ハロウィンタウンの住人解説 ジャック・スケリントン編


ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』のハロウィンタウンの住人を何回かに分けて紹介していきます。今回はハロウィンタウンの人気者、ジャック・スケリントンの解説です。





ジャックはジャック・オ・ランタンから、スケリントンはスカル、つまり骸骨から取られています。


Pumpkin



ではジャック・オ・ランタンとは何でしょうか。この伝説にはいくつかバリエーションがありますが、共通している点だけ抜き出します。


口が達者でずる賢い悪党がいて、そいつは天使や悪魔にあの世行きを命じられるが、うまく言いくるめたり取り引きをして、死を回避する。しかし、とうとう死から逃げられなくなってしまい、天国にも地獄にも行けなくなってしまった。これを見て憐れんだ悪魔は地獄の炎を与える。居場所のない悪党は悪魔にもらった火をランタンに灯し、永遠に彷徨い続けている。


ジャック・スケリントンについてはそんなことないっぽいですけどね。



ちなみにジャック・オ・ランタンは『パイレーツ・オブ・カリビアン』のジャック・スパロウと非常に似てますよ。口が達者でずる賢い悪党(ジャック・スパロウ)が、海の悪魔(デイヴィ・ジョーンズ)と取引して死を先延ばしにする。取り引きの期限が切れ、悪党は天国でも地獄でもない場所に閉じ込められてしまう(その後助けられるけど)。ということでジャック・スパロウはきっとジャック・オ・ランタンの伝説をなぞるように描かれていると私は思います。





話を戻しましょう。『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』の監督であるティム・バートンは、小さい頃から友達がおらず、暗い家の中でホラー映画ばかり観て過ごし、変わり者と言われ続けて生きてきた人でした。


初期の短編『ヴィンセント』はまさに彼の幼少期の話ですし、その後の『シザーハンズ』、『バッドマン』のように孤独な男ばかりが主人公でした。つまり映画を通して彼は自画像を描いていたわけです。この流れで行けば、ジャック・オ・ランタンティム・バートンが自らを投影できるような、伝説通りの孤独なキャラクターになると思いますよね。しかし、『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』を境にティムバートンは自画像を描くのをやめました。彼はジャックス・ケリントンを生きがいを求め心を燃やす町の人気者として描いたのです。これはとても大きな変化ですね。


その後も『ジャイアントピーチ』『ビッグフィッシュ』『エド・ウッド』のように友達がたくさんいて、孤独ではない人々を描いています。つまり、ティム・バートンは『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』を境に、過去の孤独な自分に固執することをやめたのです。これ以降は良くも悪くもシンプルな娯楽作が作られるようになった印象です。


ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』はティム・バートンの映画製作において大きなターニングポイントだったのかもしれませんね。






って着地点がめちゃズレたな!おしまい!

素晴らしいディズニーグッズを紹介します

こんばんは、ジャンクションです。


この世の中は誘惑に溢れていますよね。金、美貌、権力、名声、筋肉....。とりわけディズニーファンの皆様におかれましては、ディズニーグッズの誘惑には抗えないことと思いますが、いかがでしょう。


しかしね、ぼかぁね、誘惑に負けてグッズをバンバカ買うのは非常に問題だと思うのだよ、心が良しとしないのだよ。グッズは置くスペースが必要だし、キリがないし、なによりお金がかかってしまうんだよ、藤村くん。


だから買う・買わないに一定のラインが必要なんだね。でね、そのラインというのは実用的かどうか、にするべきなのだね。



大泉洋の口調で書いたら結構うざかったのでやめますね。あぁ離脱ボタンをクリックする音が聞こえる。


ということで実用的で楽しいディズニーグッズたちをご覧下さい。


カーズのサンシェード

カーズ サンシェード L DC-9
ナポレックス 車用 サンシェード ディズニー カーズ グレー 130×70cm 吸盤取付 汎用 DC-54

これはまじで実用的ですね。ディズニーファンはこれ以外のサンシェードの選択肢がないですよ。これを付けたまま運転してみたい....




ウッディのドアストッパー

wear.jp

これは映画の設定をうまく生かしてますね。ウッディのアイデンティティである帽子がドアに挟まれてしまったと。これはジャンクション的グッドデザイン賞ですよ!




グリーンアーミーメンのトゥースピック

小林製薬の糸ようじ。




ここをキャンプ地とする。




モンスターズインクのモバイルバッテリー



これ考えた人天才でしょ!エネルギーが充填されてる設定のアイテムをそのままモバイルバッテリーにするという。笑い声で充電はできませんが!


しかもこれステッカーがついてて自由にデコれるんです!靴下もあるよ!



2319!2319!


なんてね




番外編

ハウルの動く城 シリコンスチーマー カルシファー

カルシファーのシリコンスチーマー!!!これはかわいいぃ!ディズニーじゃなくてジブリですが、これもいいグッズのお手本ですね!




魔女の宅急便 シリコンスチーマー にしんのパイ

おい パイ食わねぇか




このように便利かつ楽しいグッズを厳選して買うのはどうでしょう....!それではよいオタク生活を!

邦楽とディズニー その2


前回は直接的にディズニーと関係ある曲たちを紹介しましたが、今回は間接的に関係ある曲たちを紹介します。

くるり


https://youtu.be/jbYh4su2HGE


一曲目はくるりの''Remember me''です。


この曲は親と子のそれぞれの視点から家族を歌った曲です。「時が経ったとしても、遠く離れたとしても、家族のことはずっと忘れないでくれよ」というテーマの曲なんですが、これってズバリ『リメンバーミー』と同じことを歌ってますよね。


https://youtu.be/ImutnoiBixY


そして、くるりの''Remember me''は NHKの番組『ファミリーヒストリー』のテーマソングでもあります。この番組はゲストの家族や先祖のことを徹底的に調べあげて、そのVTRをゲストの前で上映し、ゲストは先祖がどんな苦労を乗り越えてきたのか、自身が生まれるまでに何があったのかを知る、というドキュメンタリー番組です。この番組の最後にくるりの''Remember me''が流れるんですけど、ここでゲストが目を潤してるのを見て、大体もらい泣きしちゃうんですよね。


で、先祖のことを知る番組のテーマソングが''Remember me''って、ピクサーファミリーヒストリーを映画化したんじゃないか、と感じてしまうレベルでシンクロしてますね!


米津玄師


https://youtu.be/SX_ViT4Ra7k



二曲目は米津玄師の''Lemon''です。この曲は、死によって離れ離れになった二人の思いを歌った曲です。これもまた『リメンバーミー』と繋がってきますね。


しかしこの曲が『リメンバーミー』と決定的に違うところは、「どこかであなたが今/わたしと同じ様な/涙にくれ/淋しさの中にいるなら/わたしのことなどどうか/忘れてください」という歌詞にあります。


『リメンバーミー』では、「遠く離れても私のことを忘れないで」という祈りが込められた曲で、一方、'' Lemon''は「私のことを思い出してあなたが辛い想いをするのなら、いっそ私のことを忘れてください」という、、、どちらの気持ちもものすごくわかります。


星野源


予想

予想



星野源さんの曲に『予想』という曲があります。


この曲は震災で津波の犠牲になった方が故郷の海岸に流れ着いたというニュースを見て星野源さんが彼の心を予想して書いたものです。突然、海に浮かび漂流することになった「僕」が「想い残した/遠くのあの娘は/忘れてくれるかな/忘れてしまうかな」と語るこの曲は、忘れて欲しい、忘れられたくないの気持ちが同時に存在しうる、ということを教えてくれます。つまり『リメンバーミー』であり'' Lemon''でもあります。





僕も去年は大事な人の死に向き合う事になり、色々考えることがあった一年でしたが、これらの作品を反芻して色々と思うことがありました。書いたら泣いちゃうけど。皆さんも別れに直面したときに是非、この曲たちを聞いてみてくださいね。



ちょっとしんみりしたところで今回は終わりです。